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J-GLOBAL ID：200902268200137277   整理番号：08A1235108

マンゴーツメハダニの発生生態と日本における現状

著者 (1件)： 後藤哲雄 (茨城大 農)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 62  号： 12  ページ： 641-644,631(1)  発行年： 2008年12月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1996年に沖縄で発見されたマンゴーツメハダニは,広食性で,特にチャ樹への被害が懸念される。その発生生態,増殖特性,薬剤感受性を論ずる。本種は15~30度で生育率が高く,また温度と共に発育が速いが,35°Cではすべての卵が死亡した。増殖率の指標である内的自然増加率はチャにおけるカンザワハダニのそれと同値で,寄生すれば同程度の被害が予測される。主要な殺ダニ剤に対する感受性は,19剤を試供した結果11剤で高く,マンゴーに登録のある剤の中では,アセキノシル,ピリダベン,テブフェンピラドが殺成虫活性,殺卵生ともに高かった。

シソーラス用語： *ハダニ科 ,  発生生態 ,  日本 ,  沖縄県 ,  *チャ ,  薬剤感受性 ,  温度依存性 ,  増殖 ,  増殖比 ,  食性 ,  カンザワハダニ ,  *殺ダニ剤 ,  *マンゴー ,  殺虫作用 ,  殺卵作用 ,  *害虫防除 ,  致死量 ,  濃度 ,  成長 ,  害虫 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族化合物 ,  有機塩素化合物 ,  カルボアミド ,  スルフィド ,  LC50 ,  広食性 ,  *無脊椎動物 ,  作用
準シソーラス用語： シュレイツメハダニ ,  *マンゴーツメハダニ

分類 (3件)： 果樹  (FC03042G) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  害虫に対する農薬  (FB06020U)

物質索引 (3件)： アセキノシル ,  テブフェンピラド ,  ピリダベン

引用文献 (15件)：

• BOLLAND, H. R. et al.(1998): World Catalogue of the Spider Mite Family, Brill, Leiden, 392 pp.
• DAS, G. M. and S. C. DAS (1967): Bull. Entomol. Res.57: 433~436.
• 江原昭三・後藤哲雄編 (2009): 原色植物ダニ検索図鑑, 全国農村教育協会, 東京, 印刷中.
• --ら (1997): 植物防疫 51: 25~28.
• 後藤哲雄 (2008): 昆虫と自然 43(4): 24~27.

タイトルに関連する用語 (3件)： 発生生態 ,  日本 ,  現状