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J-GLOBAL ID：200902268227467775   整理番号：09A0143686

サリチル酸経路活性化を調節するArabidopsis上位相互作用によって明らかになった不和合性に向かう段階的ステップ

Incremental steps toward incompatibility revealed by Arabidopsis epistatic interactions modulating salicylic acid pathway activation

著者 (4件)： ALCAZAR Ruben (Max Planck Inst. Plant Breeding Res., Koeln, DEU) ,  GARCIA Ana V. (Max Planck Inst. Plant Breeding Res., Koeln, DEU) ,  PARKER Jane E. (Max Planck Inst. Plant Breeding Res., Koeln, DEU) ,  REYMOND Matthieu (Max Planck Inst. Plant Breeding Res., Koeln, DEU)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 106  号： 1  ページ： 334-339  発行年： 2009年01月06日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 特殊な環境で重篤な成長欠陥をもたらすエピスタティック相互作用を明らかにするため,2つのArabidopsis組換近交系(RIL)集団の成長を14°Cと20°Cで調べ,比較した。相互作用座に特異的な組合せのアレレを持つ,不和合性株は14°Cで重篤な成長欠陥を持ち,細胞死プログラムの崩壊と病気抵抗性の亢進を示した。一方,20°Cでは成長欠陥は抑制された。しかし,病気抵抗性はそのまま維持されていた。また,相互作用座は染色体3のRPP1様クラスタに局在すること,ハイブリッド不和合性にはサリチル酸ストレスシグナリング経路の活性化が必要であることも示した。これらの結果から,特定の相互作用座が,特殊環境の下でサリチル酸シグナリングを調節することによって成長と病原体抵抗性との間のバランスをとっていると考えられた。

シソーラス用語： 不和合性 ,  ストレス ,  *環境影響 ,  遺伝子発現 ,  分子間相互作用 ,  温度依存性 ,  *植物成長 ,  *量的形質遺伝子座 ,  同系交配 ,  植物 ,  細胞死 ,  耐性 ,  遺伝子 ,  植物病原菌 ,  生物多様性 ,  集団遺伝 ,  表現型 ,  成長段階 ,  クラスタ ,  芳香族カルボン酸 ,  フェノール類 ,  ヒドロキシ酸 ,  遺伝子クラスタ ,  環境ストレス ,  生殖隔離 ,  シロイヌナズナ ,  シグナル伝達 ,  上位性 ,  分子遺伝現象 ,  *植物生理 ,  遺伝
準シソーラス用語： Arabidopsis thaliana ,  細胞情報伝達 ,  組換 ,  Dobzhansky-Mullerモデル ,  RPP1遺伝子 ,  エピスタシス ,  近交系植物

分類 (3件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  植物生理学一般  (EH02010Y) ,  植物に対する影響  (EE04030Z)

物質索引 (1件)： サリチル酸

タイトルに関連する用語 (8件)： サリチル酸 ,  経路 ,  活性化 ,  調節 ,  Arabidopsis ,  相互作用 ,  不和合性 ,  段階