抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鹿児島県の捕鯨の概要を明らかにし,二つの地域で行われた捕鯨を漁業技術の観点から検討するとともに,捕鯨がそれぞれの地域で果たした役割を調べた。南さつま市(笠沙捕鯨)と奄美大島の瀬戸内町(奄美捕鯨)において,文献調査と現地での実地調査および聞き取り調査を実施した。その結果,笠沙捕鯨は伝統的な定置網漁業を基盤に網捕式捕鯨の技術を加えて発展したと考えられ,独自の漁撈文化を形成していた。一方,奄美捕鯨は技術的に確立された近代捕鯨を企業的に行ったものであり,地域文化の形成には至らなかった。