抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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非接触給電は接点の不良,摩耗,火花がなく,工場搬送車に使われさらにエレベータ,電気自動車やロボットへの応用が注目されている。非接触給電には,ピックアップコイルが移動する移動型と,コア付き一次および二次巻線がほぼ定位置となる固定型とがあるが,いずれも低い結合係数と大きな漏れインダクタンスが問題である。本報告では移動型複数受電の場合における等価回路と,並列および直列コンデンサの値決定法を述べ,実験結果および給電効率などを論じる。各受電部二次側に並列共振コンデンサ,一次側電源と給電線間に直列共振コンデンサを設置し,それぞれに適当な値を選ぶことにより理想トランスと同じ式が成り立つことを示す。この理想トランス特性を利用すると給電効率は簡単な近似式で表すことができ,受電部2個の実験において近似式から求めた給電効率は実験値とほぼ一致した。この近似式を用いることにより,最大効率が求まり効率改善への指針が得られる。