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J-GLOBAL ID：200902268373669738   整理番号：09A0291427

鋼部材腐食損傷部の炭素繊維シートによる補修技術に関する設計・施工法の提案

A PROPOSAL OF DESIGN AND CONSTRUCTION METHOD OF REPAIR FOR CORRODED STEEL MEMBERS BY CARBON FIBER SHEETS

著者 (6件)： 杉浦江 (川崎重工業株式会社 技術開発本部 技術研究所) ,  小林朗 (日鉄コンポジット株式会社 社会資本材料事業部 技術部) ,  稲葉尚文 (中日本高速道路株式会社 横浜支社 沼津工事事務所(元:株式会社高速道路総合技術研究所 道路研究部)) ,  本間淳史 (東日本高速道路株式会社 関東支社 建設事業部(元:株式会社高速道路総合技術研究所 道路研究部)) ,  大垣賀津雄 (川崎重工業株式会社 営業推進本部 事業開発部) ,  長井正嗣 (長岡技術科学大学 工学部環境・建設系)
資料名： 土木学会論文集 F(Web)
巻： 65  号： 1  ページ： 106-118 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： U0107A  ISSN： 1880-6074  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋼構造物はさまざまなメカニズムにより劣化し,構造物としての性能が低下する.この劣化の主な原因の1つは鋼材の腐食である.腐食が進行しており応力的に問題となる場合の補修方法としては,鋼板をボルトや溶接により添接する当て板補修が用いられる.しかしながら,これらの方法は,大がかりな足場や重機を必要とするため,供用中の制約条件の下でより効果的な工法が求められている.このような中,筆者らは,腐食により損傷した鋼部材を合理的に補修することを目的として,炭素繊維シートを用いた補修工法を開発した.本稿は,炭素繊維シートによる鋼部材の補修工法の設計・施工法を示し,既設の実橋梁を対象とした補修効果確認試験の結果について報告するものである.(著者抄録)

シソーラス用語： *腐食 ,  織物 ,  構造物 ,  橋 ,  修理 ,  鋼構造物 ,  *炭素繊維シート
準シソーラス用語： *橋梁 ,  *補修

分類 (3件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  鋼橋  (RC06020J) ,  腐食  (WB03030B)

引用文献 (18件)：

• 1) 土木学会:鋼橋における劣化現象と損傷の評価,1996.10
• 2) 渡邉憲市,板垣一也,鈴木博之:炭素繊維強化樹脂板による鋼橋の補強,鋼構造年次論文報告集,第8巻,日本鋼構造協会,pp.679-682, 2000.11
• 3) 中村一史,諸井敬嘉,鈴木博之,前田研一,入部孝夫:溶接継手に発生した疲労き劣のCFRP板による補修,鋼構造年次論文報告集,第12巻,日本鋼構造協会,pp.425-430, 2004.11
• 4) 石井博典,小林朗,吉川紀,北城正樹:炭素繊維プレートを用いた既設鋼桁橋の補強に関する検討,土木学会第58回年次学術講演会講演概要集,CD-ROM, I-454, 2003.9
• 5) 稲葉尚文,冨田芳男,紫桃孝一郎,鈴木博之,岡本陽介:GFRPシート貼付によるリブ十字溶接継手の補強に関する一提案,土木学会論文集,No.798/VI-68, pp.89-99, 2005.9

タイトルに関連する用語 (7件)： 鋼部材 ,  腐食損傷 ,  炭素繊維シート ,  補修 ,  設計 ,  施工法 ,  提案