抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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祝島集落は山口県上関町の南西部の離島に位置する農漁村併存集落である。その生活形態と空間構成の関係を研究している。本稿では,そのうち生活形態を生活組織と神事に分け,前者の「株内」を中心に考察した。土地の地主(株の本家)となった者が土地を分与し,分与された2~6戸(株の分家)と同じ敷地内に住んだが,両者を総称して株内と称した。結果,祝島集落では,住民は「惣」という単位の構成員として共生することから始まり,幾つかの地区が集落形成のための役割を担って,次第に街並みを形成していったことが判った,また,株内という生活組織が基本となって集落を形成してきたものと解釈できた。