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J-GLOBAL ID：200902268495224044   整理番号：08A0208653

木材/ポリ(乳酸)混成物での相溶化剤としてのセルロースエステル

Cellulose esters as compatibilizers in wood/poly(lactic acid) composite

著者 (4件)： TAKATANI Masahiro (Kinki Univ., Nara, JPN) ,  IKEDA Kohei (Kinki Univ., Nara, JPN) ,  SAKAMOTO Kei (Kinki Univ., Nara, JPN) ,  OKAMOTO Tadashi (Kinki Univ., Nara, JPN)
資料名： Journal of Wood Science  (Journal of Wood Science)
巻： 54  号： 1  ページ： 54-61  発行年： 2008年02月25日 
JST資料番号： L3386A  ISSN： 1435-0211  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 木材/プラスチック混成物成形についての大きな問題の一つは,親水性の木材と疎水性のプラスチックとの相溶性である。木材とポリオレフィン混成物でしばしば使われる,マレイン酸無水物で修飾したポリオレフィンは,ポリ(乳酸)混成物に対して効果がなかった。本研究では,親水基と疎水基の両方を有する化合物は潜在的な相溶化剤なので,数個のカルボン酸セルロースエステル,RCOO-セルロース(R=CH₃,C₂H₅,C₃H₇,C₄H₉,C₅H₁₁,C₁₁H₂₃)を合成し,木材/ポリ(乳酸)混成物(WPLC)の相溶化剤としてのそれらの効果を検討した。WPLCの機械的性質は,添加された少量のセルロースエステル,特に酪酸セルロースまたはバレリアン酸セルロースによって改善された。木材/PLA混成物の熱特性に及ぼす添加したセルロースエステルの関連する効果が,動的粘弾性の測定によって分析された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *カルボン酸エステル ,  *セルロースエステル ,  *改良木材 ,  ポリオレフィン ,  機械的性質 ,  熱特性 ,  親水性 ,  疎水性 ,  カルボン酸無水物 ,  *相溶化剤 ,  相溶性 ,  *混和材料 ,  化学修飾 ,  粘弾性 ,  *ポリ乳酸 ,  脂肪族カルボン酸 ,  酪酸セルロース ,  バレラート類 ,  性質
準シソーラス用語： バレリアン酸エステル

分類 (4件)： 改良木材  (FF05033J) ,  その他の性質・試験  (YH02060V) ,  脂肪族カルボン酸エステル・カルボン酸無水物・酸ハロゲン化物・アシルペルオキシド  (CF03210P) ,  その他の高分子材料  (YH07150C)

引用文献 (22件)：

• OKAMOTO, T. Recent development of wood/plastic composite : extrusion of wood materials. Mokuzai Gakkaishi. 2003, 49, 401-407
• FUJII, T. Developments and applications of environmentally friendly composites. 2005, 74-82
• IKUTO, R. Study on the wood/plastic composite by extrusion molding. Masters thesis, Department of Advanced Bioscience, Kinki University. 2003, 13-50
• IKUTO, R. Preparation of wood-plastic composite. Abstracts of the 54th Annual Meeting of the Japan Wood Research Society, 2004. 2004, 586
• KRZYSIK, AM. Bonding of air-formed wood fiber/polypropylene fiber composites. Int J Adhes Adhes. 1991, 11, 235-240

タイトルに関連する用語 (5件)： 木材 ,  乳酸 ,  混成物 ,  相溶化剤 ,  セルロースエステル