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J-GLOBAL ID：200902268602213310   整理番号：09A0368548

ヘリウム照射タングステン上の単極性アークの高速点弧

Prompt ignition of a unipolar arc on helium irradiated tungsten

著者 (3件)： KAJITA Shin (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  TAKAMURA Shuichi (Aichi Inst. of Technol., Toyota, JPN) ,  OHNO Noriyasu (Nagoya Univ., Nagoya, JPN)
資料名： Nuclear Fusion  (Nuclear Fusion)
巻： 49  号： 3  ページ： 032002,1-4  発行年： 2009年03月 
JST資料番号： H0220B  ISSN： 0029-5515  CODEN： NUFUAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 核融合炉におけるアークの発生は単極性アークと呼ばれ,プラズマ壁相互作用に重要な影響を及ぼす。壁材料のタングステンにヘリウムプラズマの衝撃を加えると,ナノ構造の表面層の形成が観測される。このときのヘリウム粒子束は約10²⁶/m²,イオンエネルギーは75eV,表面温度は1900Kである。プラズマ中で表面にレーザパルスを照射すると,単極性アークが高速点弧され,レーザパルス幅(6ms)より長い時間にわたり持続する。レーザパルス幅と照射エネルギー密度(5MJ/m²)は,ITERにおけるタイプI端部局在化モードによる熱負荷に相当している。単極性アークの特徴は,浮遊電位の上昇と表面上のアーク点の移動で確認される。核融合生成ヘリウムの衝撃により表面に形成されるナノ構造層は,アークの点弧特性に重要な影響を及ぼす可能性がある。

シソーラス用語： *プラズマ壁相互作用 ,  *アーク現象 ,  点弧制御 ,  ナノ構造 ,  *パルスレーザ照射 ,  核融合炉 ,  熱負荷 ,  ダイバータ ,  国際熱核融合実験炉
準シソーラス用語： ITER【実験炉】 ,  単極性アーク

分類 (2件)： 核融合装置  (BJ02083Z) ,  固体-プラズマ相互作用  (BJ02033W)

タイトルに関連する用語 (5件)： ヘリウム ,  タングステン ,  単極性 ,  アーク ,  弧