文献
J-GLOBAL ID:200902268602947518   整理番号:08A1169589

熱殺菌したLactobacillus brevis SBC8803の経口投与はエタノール含有飼料を給餌したC57BL/6Nマウスのアルコール性肝疾患を改善する

Oral administration of heat-killed Lactobacillus brevis SBC8803 ameliorates alcoholic liver disease in ethanol-containing diet-fed C57BL/6N mice
著者 (4件):
資料名:
巻: 128  号:ページ: 371-377  発行年: 2008年12月10日 
JST資料番号: A0434C  ISSN: 0168-1605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
エタノール含有飼料を給餌したマウスを用いてアルコール性肝疾患の発生に対する熱殺菌したLactobacillus brevis(L.brevis) SBC8803の作用について調べた。熱殺菌したL.brevisを1日1回100と500mg/kgの用量を35日間投与した。アルコール性肝障害を血清中のアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)およびアスパルテートアミノトランスフェラーゼ(AST)の活性測定により調べた。また,アルコール性脂肪肝をトリグリセリド(TG)と総コレステロール含量により評価した。定量的RT-PCR法を用いて肝臓内の腫瘍壊死因子(TNF)-α,ステロール調節要素結合蛋白質(SREBP)-1,SREBP-2およびペロオキシソーム増殖因子活性化受容体α(PPARα)のmRNA発現試験をした。同時に小腸内のE-カドヘリン,閉鎖帯1(ZO-1)および熱ショック蛋白質(Hsp)25のmRNA発現も調べた。L.brevisの経口投与は,アルコール摂取により起こる肝臓の血清のALTとASTの他にTGと総コレステロール含量の上昇を著しく阻害した。L.brevisの補給は,エタノール摂取により起こる肝臓のTNF-α,SREBP-1とSREBP-2のmRNAの過剰発現を抑制し,小腸のHsp25 mRNAの発現をアップレギュレートした。以上の結果は,L.brevisがエタノールが誘因となる肝障害および肝臓のTNF-αとSREBP類アップレギュレーションの抑制による脂肪肝を改善することを示唆した。L.brevisによるTNF-αとSREBPのアップレギュレーションの阻害が,細胞保護性Hspの誘導による腸管関門機能の促進を通じた腸由来の内毒素の肝臓への移行阻害によるものと推定した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物生理一般  ,  消化器疾患の薬物療法  ,  動物生理一般  ,  遺伝子発現 

前のページに戻る