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J-GLOBAL ID：200902268676857324   整理番号：08A0446145

ナノファイバー技術による新しい文化・産業の創生

Creation of New Culture and Industries by Nanofiber Technology

著者 (1件)： 磯貝明 (東大 大学院農学生命科学研究科)
資料名： 機能紙研究会誌  (Annals of the High Performance Paper Society, Japan)
号： 46  ページ： 3-12  発行年： 2008年03月31日 
JST資料番号： Z0857A  ISSN： 0288-5867  CODEN： KIKKDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ナノファイバは,ナノテクノロジーおよびナノ材料において最近,非常に注目され,情報,テレコミュニケ-ション,ライフサイエンス分野等における応用研究も盛んである。本報は,経済通産省の技術戦略マップの中の「ナノテクノロジー材料分野」の中で,NEDOのナノテク・先端部材実用化研究開発プロジェクトのステージ1課題の一つとなっている,筆者の研究室で研究開発されている「セルロースシングルナノファイバ(CSNF)」を紹介した。製造方法,特にTEMPO触媒酸化による製造方法と,その方法によって製造されたCSNFの特性を報告した。CSNFは成形の多様化に優れ,用途として高機能包装材料,透明有機基盤部材,分離膜,ヘルスケア,再生医療材料等を想定している。今後のCSNFの実用化には社会的ニーズの確保,コスト削減,安定供給体制の確保および安全性の確認も必要である。CSNFは,ナノ材料における高機能化,差別化だけでなく,資源確保-生産プロセスの環境適合性,使用-廃棄過程での環境適合性等,将来予想される環境問題にも対応可能である。

シソーラス用語： ナノファイバ ,  *セルロース ,  *ナノ構造 ,  ナノテクノロジー ,  戦略 ,  行政機関 ,  *研究開発 ,  単相 ,  接触酸化 ,  次亜塩素酸塩 ,  ナトリウム化合物 ,  顕微鏡観察 ,  アスペクト比 ,  包装材料 ,  再生医療 ,  高分子分離膜 ,  濃度依存性 ,  カルボキシ基
準シソーラス用語： カルボキシル基 ,  国家戦略 ,  NEDO

分類 (1件)： パルプ製品  (YL02050W)

物質索引 (1件)： TEMPO

引用文献 (20件)：

• 本宮達也;「図解よくわかるナノファイバー」, 日刊工業新聞社 (2006).
• 谷岡明彦ら; 繊維学会誌, 63, P-312, P-361(2007).
• 照井恵光;「わが国の技術開発動向」 繊維技術フォーラム第1回講演会要旨集 (2007).
• http://www.nedo.go.jp/activities/introduction.html (NEDO事業・プロジェクト紹介ホームページより)
• http://www.meti.go.jp/press/20070423006/20070423006.html (経済産業省資料概要ホームページより)

タイトルに関連する用語 (3件)： ナノファイバー ,  文化 ,  産業