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J-GLOBAL ID:200902268780884333   整理番号:09A1255896

準安定原子電子分光法を使ったイオン液体に関する表面構造検討

Surface Structural Study on Ionic Liquids Using Metastable Atom Electron Spectroscopy
著者 (8件):
資料名:
巻: 113  号: 44  ページ: 19237-19243  発行年: 2009年11月05日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本報では,異なるアルキル鎖を有する1-アルキル-3-メチルイミダゾリウム([Cnmim]+)Xの室温イオン液体(RTIL),(n=4,8,10;X=テトラフルオロボレート(BF4),トリフルオロメタンスルホネート(OTf),およびビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミド(TFSA))の表面構造に関する紫外光電子放出分光法(UPS)と準安定原子電子分光法(MAES)検討を報告した。MAESはプローブビームに低い運動エネルギーを持つ準安定原子を使う故に,究極の表面高感度ツールと良く呼ばれ,一方UPSは有効な放出電子の脱出深さによって規定されたほんの少し深い表層を観察するものである。UPSとMAESの結果を比較して,異なるアルキル鎖長およびアニオン種を持つRTILの最外部表面内での構造差を上手く立証した。表面分子数密度とそれらの分子配向の鎖長およびアニオン径依存性もまたMAESスペクトルと他の技法により得られた結果に基づいて考察した。RTIL表面用の二重層構造を提案し,其処ではアルキル鎖層がアニオンとイミダゾリウム環から成る極性層に輪をかけていた。より長いアルキル鎖の突出が,極性層を被覆しそして隠すためにゴーシュ形欠陥を取り込んで,其処で表面エネルギーを減少していた。
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分類 (3件):
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固体の表面構造一般  ,  融解塩  ,  有機化合物・錯体の電子分光スペクトル(分子) 
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