揮発性有機化合物による藍藻類のリシス

OZAKI Keiko; OHTA Akemi; IWATA Chieko; HORIKAWA Aki; TSUJI Kiyomi; ITO Emiko; IKAI Yoshitomo; HARADA Ken-ichi; HARADA Ken-ichi

文献

J-GLOBAL ID：200902268783338780 整理番号：08A0336402

揮発性有機化合物による藍藻類のリシス

Lysis of cyanobacteria with volatile organic compounds

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資料名：
巻： 71 号： 8 ページ： 1531-1538 発行年： 2008年04月
JST資料番号： E0843A ISSN： 0045-6535 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

日本の相模湖で採取した微生物の1つのBrevibacillus sp.は,藍藻類の溶菌活性を有することがわかったが,活性化合物を生成しなかった。代わりに,Brevibacillus sp.とMicrocystisとの共培養は,2つの揮発性化合物,β-シクロシトラールと3-メチル-1-ブタノールの生成を促進し,前者は独特な溶菌活性を有していた。これら揮発性化合物が藍藻類自身から誘導されることを確認した。藍藻類からのβ-イオノン,ゲオスミンと2-メチルイソボルネオールと植物が生成した同様な揮発性化合物のテルペノイドもまた溶菌活性を有していた。藍藻類代謝産物の最小阻害濃度はいくつかの例外を除き植物からの化合物のものより高いと推定した。これらの中で,β-シクロシトラールのみが培養ブロスの緑から青へと独特な変色を生じた。この変色は,藍藻類の成長の突然な低下が自然環境で始まった場合に観察される現象と同じであった。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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代謝と栄養 , 微生物に対する影響

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