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J-GLOBAL ID：200902268915244984   整理番号：09A0219268

センシングウェブ カメラ映像におけるプライバシ対処のためのアプローチ

著者 (3件)： 角所考 (京大 学術情報メディアセ) ,  満上育久 (京大 学術情報メディアセ) ,  美濃導彦 (京大 学術情報メディアセ)
資料名： 人工知能学会誌  (Journal of the Japanese Society for Artificial Intelligence)
巻： 24  号： 2  ページ： 196-201  発行年： 2009年03月01日 
JST資料番号： X0330A  ISSN： 0912-8085  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： センシングウェブではカメラを実世界情報を得るためのセンサの1つと位置づけるが,一般のセンサと比べるとプライバシ問題をはらむ可能性が格段に高い。本論文では,プライバシ問題を生じないために映像の記述粒度や情報の明示性を考慮すると,情報の有用性が失われる可能性を検討した。実世界情報は時々刻々と変化するのに対し,カメラ映像におけるプライバシ情報は不変であることから,センサ情報として時間変動性の高い情報を活用することが望ましい。そこで,1)プライバシ情報が含まれない配置,2)問題のあるプライバシ情報の削除,3)有用な実世界情報のみの抽出,4)実世界情報のシンボル化といったプライバシ処理のアプローチを説明し,4)の実例として道路交通管制や人流調査などを目的とする既設カメラを用いた道路状況把握の実現について述べた。また,センシングウェブにおいて物体追跡や物体認識処理を安定的に行うには,長時間観測による観測条件のモデル化が必要であり,実際に背景分離処理の実現例を示した。

シソーラス用語： *プライバシー ,  *Web【情報システム】 ,  *センサネットワーク ,  カメラ ,  映像 ,  経時変化 ,  物体認識 ,  追跡 ,  条件 ,  観測
準シソーラス用語： *センシングWeb ,  観測条件 ,  物体追跡

分類 (3件)： データ保護  (JD01020V) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  無線通信一般  (ND08010L)

タイトルに関連する用語 (3件)： カメラ映像 ,  プライバシ ,  対処