抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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溶液化学およびMC-ICP-MSで分析した,91500ジルコン基準の10個の新しい単独ジルコン砕片は,この基準物質がその放射性Hf同位体組成に関して不均質でありその結果信頼性のある実験室間の基準としては断念すべきだという,原位置データに基づく最近の主張を支持する証拠を全く示さない。むしろ,原位置データ間の
176Hf/
177Hfの広がりが溶液化学データに比べて大きいことは,原位置分析プロトコルに固有の顕著な等圧干渉相関関係の結果としての不確実性を反映しているのかもしれない。本研究の10個のジルコン砕片について測定した
176Hf/
177Hfおよび
176Lu/
177Hfの非加重平均値は,それぞれ0.282313±0.000008 (2σ)および0.000311±0.000136 (2σ)である。本研究の平均
176Hf/
177Hfを刊行された溶液化学研究のそれらと共にプールした結果,0.282308±0.000006 (2σ;JMC-475の場合の
176Hf/
177Hf=0.282163に対して)の値を得る。ここでは,この基準物質のHf同位体組成の現在最良の推定値としてこれを推奨する。刊行された全ての研究は,対応する
176Lu/
177Hf比の約0.0003の値について一致している。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.