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J-GLOBAL ID：200902269103561664   整理番号：09A0544751

水性ポリN-イソプロピルアクリルアミド溶液中の「曇り点曲線」は二節点か?

Is a “Cloud-Point Curve” in Aqueous Poly(N-isopropylacrylamide) Solution Binodal?

著者 (4件)： KAWAGUCHI Tomoaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KOBAYASHI Kunihiko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OSA Masashi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YOSHIZAKI Takenao (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 113  号： 16  ページ： 5440-5447  発行年： 2009年04月23日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリN-イソプロピルアクリルアミド(PNIPA)水溶液と通過する光の透過率の温度依存性について,透過率の減少が微視的相分離に相当するかどうかの疑問がある。この問題に取り組むため,リビングアニオン重合によって合成した直鎖PNIPAの水溶液を通過する光の透過率をその曇り点近傍で詳細に調べた。透過率は曇り点よりも若干高い温度でさえも0~100%間の一定の値に近づくことを見いだし,微視的相分離が溶液中曇り点で起こらず,それゆえ曇り点曲線は二節点に相当しないことを指示した。曇り点よりもかなり低い同じ温度で直鎖試料とランダム分枝構造をもつラジカル重合によって合成した他のPNIPAの水溶液について静的と動的光散乱測定を行った。水溶液中PNIPA試料の両者は同じ温度で等しく凝集体を形成し,凝集体の数,サイズ及び密度プロフィルは鎖末端基の種類及び一次構造にも依存することを見いだした。

シソーラス用語： *ポリイソプロピルアクリルアミド ,  水溶液 ,  *透過率 ,  温度依存性 ,  *相分離 ,  *曇り点 ,  節点 ,  凝集体 ,  密度分布 ,  末端基 ,  一次構造 ,  リビングアニオン重合 ,  ラジカル重合 ,  動的光散乱 ,  流体力学的半径 ,  慣性半径
準シソーラス用語： 静的光散乱 ,  密度プロフィール

分類 (1件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

タイトルに関連する用語 (5件)： N-イソプロピルアクリルアミド ,  溶液 ,  曇り点 ,  曲線 ,  節点