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J-GLOBAL ID：200902269366096656   整理番号：08A1104083

A位置規則化(NdBaSm)₂Mn₂O₆の室温における巨大磁気抵抗効果

Colossal Magnetoresistance of A-Site Ordered (NdBaSm)₂Mn₂O₆ at Ambient Temperature

著者 (3件)： BHARGAVA Satish Chandra (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  ISOBE Masahiko (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  UEDA Yutaka (Univ. Tokyo, Chiba, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 47  号： 10 Issue 1  ページ： 7866-7870  発行年： 2008年10月25日 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： A位置規則化(Nd_(1-L)Pr_L)_(1-x)Ba_(1-y)Sm_(x+y)Mn₂O₆の挙動は,yに顕著に依存する。xとLの増加による効果は,状態図を用いて理解できるが,一方,yによる挙動は異常であった。電荷と軌道(CO)の規則化は,母組成NdBaMn₂O₆では存在しないが,xと共に現れ,yと共に初めは増加し,yが0.1以上になると消失した。室温での磁気抵抗効果(MR)は,高いCO規則化温度を示す組成に対して最大であった。このような組成における室温でのMRは,以前の研究で得られた値より1桁大きかった。y≧0.1で,CO規則化が無い場合は,組成が金属相,絶縁体相の相境界に近いとき,MRは最大値を持った。ただし,MRの最大値は室温より低い温度で生じた。それでも,この場合室温で700%のMRを得た。金属-絶縁体相の相境界で観測したカスプ形のMR増加現象について説明し,その実験的サポートを得た。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *巨大磁気抵抗効果 ,  ネオジム化合物 ,  バリウム化合物 ,  *マンガン酸塩 ,  規則化 ,  分子軌道関数 ,  電荷分布 ,  状態図 ,  ドーピング ,  サマリウム ,  プラセオジム ,  *秩序無秩序転移 ,  転移温度 ,  *金属-絶縁体転移 ,  相境界 ,  結晶構造 ,  X線回折 ,  温度依存性 ,  濃度依存性 ,  室温 ,  磁化
準シソーラス用語： 軌道秩序化 ,  電荷秩序

分類 (1件)： その他の無機化合物の電気伝導  (BM03044O)

引用文献 (42件)：

• E. Dagotto, T. Hotta, and A. Moreo: Phys. Rep. 344(2001)1.
• Y. Tokura: Rep. Prog. Phys.69(2006)797.
• Y. Tokura and N. Nagaosa: Science 288(2000)462.
• C. N. R. Rao and B. Raveau: Colossal Magnetoresistance, Charge Ordering and Related Properties of Manganese Oxides (World Scientific, Singapore, 1998).
• M. B. Salamon and M. Jaime: Rev. Mod. Phys.73(2001)583.

タイトルに関連する用語 (3件)： 規則化 ,  室温 ,  巨大磁気抵抗効果