抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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原子力分野における数値流体解析に関連する動向として,高精度解析による信頼性向上と数値解析結果の信頼性評価に関して展望した。原子炉で万一事故が発生した場合,大きな事故に発展させず,また環境への影響を最小限に抑えることを目的とした安全設計の研究開発において,大型コンピュータを駆使した数理流体解析は中心的役割を担ってきた。一方,原子炉の中の物理現象は核反応,放射線,中性子挙動,混相流,伝熱など,マルチスケール,マルチフィジックスの世界であり,これらを直接的に解くことは当面予想できる計算資源でも不可能に近い。このような詳細高精度解析による計算結果の信頼性向上とは別に,解析コードの誤差や信頼性を定量的に評価することで安全性評価の高度化を図ろうという動きが広がってきた。