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J-GLOBAL ID:200902269594460953   整理番号:09A0831070

慢性的な銅への暴露の河川系への影響:河川の生物膜の構造的・生理的変化と河川流中の銅の保持の連関

Effects of chronic copper exposure on fluvial systems: Linking structural and physiological changes of fluvial biofilms with the in-stream copper retention
著者 (2件):
資料名:
巻: 407  号: 19  ページ: 5274-5282  発行年: 2009年09月15日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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長期の金属への暴露は,付着生物群集をして,金属で汚染された状態に適応可能ならしめるような構造と機能の多様な変化を招くことが知られている。この調査は,慢性的な銅(Cu)への暴露が河川の生物膜の構造と生理に引き起こす変化と,河川系のリン酸塩,ならびに,Cuの保持効率とを関連付けることを目的とした。慢性的なCuへの暴露が,群集の構造・生理・銅耐性の誘発へ及ぼす影響を,この群落を非暴露群落と比較して評価した。結果は,Cuに慢性的に暴露した付着生物は,非暴露群落と比較して,藻バイオマスが少なく,緑藻の割合が高く,褐藻類の割合が少なく,単位バイオマス当たりのEPS含有量が高かった。さらに,慢性的暴露群落は,Cu含有量(総Cuと細胞内Cu含有量の両方)が非暴露群落よりも10倍高かった。一方,河川流中のリン酸塩の保持への,慢性的Cu暴露による顕著な影響は無かったが,Cu保持は明らかに減少した。それは,Cu保持効率(Cu-Sw)と需要(Cu-Vf)の減少に示される。慢性的に暴露した付着生物は,細胞内Cuの高濃度にもかかわらず,非暴露群落と同様な光合成効率とより高いCu耐性を示した。それは,この群集がCu暴露に自己適応し,この自己適応は,恐らく,金属を解毒し固定化する能力と関連することを示した。これらの知見は,河川の生態系におけるCuの運命が系の暴露の歴史により影響されるであろうことを示唆する。この調査の結果は,金属が,金属汚染された河川流中を,汚染されていない河川系より遠くまで移動し,かなり下流の水質にも影響するであろうことを示す。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
河川汚濁  ,  重金属とその化合物一般  ,  外生物質の生物影響一般 

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