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J-GLOBAL ID:200902269672808473   整理番号:08A0108182

白亜紀の超温室気候における氷河作用に関する酸素同位体の証拠

Isotopic Evidence for Glaciation During the Cretaceous Supergreenhouse
著者 (11件):
資料名:
巻: 319  号: 5860  ページ: 189-192  発行年: 2008年01月11日 
JST資料番号: E0078A  ISSN: 0036-8075  CODEN: SCIEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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93.5-89.3Maにまたがる白亜紀チュロニア階は,顕生代でもっとも温暖な時期であり,熱帯地域の海面温度は35°Cに達したとされる。この温暖期のなかに氷河が発達した時代があった可能性が高時間分解能海水準変動曲線の復元や,海洋石灰岩の酸素同位体比変動曲線から示唆されていた。ODP Site1259地点で掘削された赤道大西洋での海底堆積物コアに含まれる特定種の微化石を用いて酸素同位体比変動曲線を復元した。91.2Maごろに約20万年間にわたって,氷河作用があったことが新たな酸素同位体比の測定データから示された。これらのデータは,表層海水,真相海水とも酸素同位体比が負の値へシフトしており,発達した大陸氷床の大きさは現在の南極氷床に匹敵すると推定された。この結果は,超温室気候下においても氷床の発達を妨げるものではないことを意味しており,過去の温暖な気候下には極域においても氷床が存在しなかったという前提に疑問が投げかけられた。
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分類 (1件):
分類
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中生代 

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