抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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液体輸送には陸上,海上ともアルミや鋼板でできた円筒形の専用タンクを使うのが一般的で,これに対し,巨大な液体バッグを使ってコンテナ輸送する方法も始まった。本研究で対象とするコンテナ輸送ではバックの強度をコンテナの強度で補う方法がとられ,持ち帰りが不要な使い捨て式の樹脂製バックをコンテナに積載した後に液体を注入する。本文ではコンテナに液体バッグを積載した時の壁面の変形挙動を,実機を使用して大井コンテナターミナルにおいて注水作業と移動実験,ならびに排水作業を行って調査した。得られた結果は次の通りである。1)液体バッグを積載したときのコンテナ側壁面の変形量がつかめ,コルゲーションの形状が均一な台形で現行の30ton型と同一形状である中央付近の最大変形量は15mm~20mmの範囲内であった。また,バッグから排水すると変形が回復することが確認でき,運用のめどがついた。2)側壁をはりと仮定して変形量を試算した結果,概ね妥当な値が得られたが,固定条件によって大きく変わるので,バッグの形状や接触状態,上下のサイドレールの変形等も含めて調査する必要がある。3)コンテナヤード内での移動実験を行い,通常生じる加速度や側壁の変形挙動等がつかめた。