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J-GLOBAL ID：200902269896174739   整理番号：08A0224484

GPR55は細胞内カルシウムを増加し,M電流を抑制するカンナビノイド受容体である

GPR55 is a cannabinoid receptor that increases intracellular calcium and inhibits M current

著者 (6件)： LAUCKNER Jane E. (Univ. Washington, WA) ,  JENSEN Jill B. (Univ. Washington, WA) ,  CHEN Huei-Ying (Baylor Coll. Medicine, TX) ,  LU Hui-Chen (Baylor Coll. Medicine, TX) ,  HILLE Bertil (Univ. Washington, WA) ,  MACKIE Ken (Univ. Washington, WA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 7  ページ： 2699-2704  発行年： 2008年02月19日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カンナビノイド受容体CB1は,カンナビスの主要有効成分のΔ⁹THCの精神活性効果を仲介する。しかし,付加的な非CB1/CB2受容体がΔ⁹THCや内因性カンナビノイドの行動,血管及び免疫作用に寄与している証拠がある。今回,G蛋白質連関受容体のGPR55がカンナビノイド受容体であることをさらに証拠付けた。GPR55は後根神経節大神経細胞に多量に発現し,多様なカンナビノイド類(Δ⁹THC,アナンダミド類似物質及びJWH015)による活性化はこの神経の細胞内カルシウム濃度を増した。GPR55を一過性に発現するHEK293細胞では,このカルシウム増加にはG_q,G₁₂,PhoA,アクチン,ホスホリパーゼC,及びIP₃開閉性貯蔵槽からのカルシウム放出が関与した。GPR55活性化はM電流も抑制した。結果は,GPR55がCB1やCB2とは異なる経路で信号伝達を行うカンナビノイド受容体であることを示した。

シソーラス用語： GTP結合タンパク質 ,  *後根 ,  HEK293細胞 ,  カルシウム ,  CHO細胞 ,  マウス ,  情報伝達受容体 ,  カンナビノイド ,  ニューロン ,  ホスホリパーゼC ,  ERK【酵素】 ,  イオン電流 ,  脂環式化合物 ,  フェノール類 ,  酸素複素環化合物 ,  オレフィン化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  脂環式アルコール
準シソーラス用語： *G蛋白質連関受容体 ,  *カンナビノイド受容体 ,  カンナビノイド受容体CB1 ,  カンナビノイド受容体CB2 ,  細胞内カルシウム濃度 ,  GPR55 ,  後根神経節ニューロン ,  Erk1/2

分類 (2件)： 末梢神経系  (EJ12020U) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (5件)： Δ⁹-テトラヒドロカンナビノール ,  アナンダミド ,  JWH-015 ,  SR-141716A ,  CP-55940

タイトルに関連する用語 (3件)： GPR55 ,  細胞内カルシウム ,  カンナビノイド受容体