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J-GLOBAL ID:200902270009226582   整理番号:09A0180094

ニホンジカの森林生態系へのインパクト-芦生研究林 シカの食害が森林生態系の物質循環に与える影響:渓流水質の予備調査から

The influences of deer overbrowsing on nutrient cycling in forest ecosystems: Preliminary study of streamwater chemistry
著者 (2件):
資料名:
号: 77  ページ: 77-87  発行年: 2008年12月26日 
JST資料番号: Y0254A  ISSN: 2759-3134  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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シカによる森林下層植生の食害が森林生態系の物質循環に与える影響を明らかにするために,京都大学芦生研究林内の防鹿柵を設置したU谷としなかったK谷の渓流水を採取し,水質調査を行った。また各集水域内の小水域の水質を比較し,主たる水質形成要因を推察した。その結果,集水域面積が3ha未満の小集水域間では渓流水質が有意に異なったが,10ha以上となる集水域末端では水質に差が認められず,集水域全体での水質形成要因はおおむね等しかった。また,柵設置後1年では,渓流水質の全ての水質項目において防鹿柵の効果は認められなかった。防鹿柵設置後の下層植生の回復は不均一で漸次的に進行すると考えられることから,多くの水質形成要因の中から下層植生の変化の影響を抽出するためには,集水域末端だけでなく小集水域も対象とした観測が必要と考えられる。また,本調査地における継続調査によって,シカの食害が生態系機能全体に及ぼす影響の解明が期待される。
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分類 (2件):
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森林生物学一般  ,  天然水の化学分析 

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