抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,まず平成20年岩手・宮城内陸地震の観測記録を分析し,1.6Hz程度の高周波数領域まで近地項や中間項の影響が見られ,永久歪も確認できることを示した。次いで,筆者の提案する近地項と中間項を考慮した三成分統計的グリーン関数生成法に永久変位計算法を導入し,中規模地震相当の統計的グリーン関数と波数積分法から求めた理論波形を比較することにより,提案手法の妥当性を検証した。近地項と中間項を考慮しない従来法では,特に震源近傍のVertical成分やRadial成分については過小評価となる場合が多いため,本研究における提案手法は工学的に有意義である。又,ハイブリッド法を用いる場合にも近地項と中間項を考慮する提案法は強震度予測の高精度化に役立つ。