文献

J-GLOBAL ID：200902270694568750   整理番号：09A0181562

誘導磁界を用いた新しい無線接続方式

A new wireless connection system through inductive magnetic field

著者 (3件)： 田中雅人 (南山大 大学院数理情報研究科) ,  稲垣直樹 (南山大 大学院数理情報研究科) ,  藤井勝之 (南山大 大学院数理情報研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 108  号： 386(AP2008 150-188)  ページ： 197-202  発行年： 2009年01月14日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 携帯電話機などモバイル端末にワイヤレスで電力を供給できれば,充電の手間を軽減できたり,電池容量を減らせたりすることが可能である。最近,内外で注目を集めている誘導磁界を用いた新しい無線接続方式による電力伝送と信号伝送の可能性について論じた。誘導磁界を用いる無線接続が高い電力伝送効率を有するためには,送信アンテナの放射抵抗が小さく,送信電力の多くがエバネセント電磁界のエネルギーとして空間に分布させることや,受信アンテナにコンデンサを直列接続するスイッチをONにするとエバネセント電磁界のエネルギーが受信アンテナに向かって伝送されることが必要である。このために適した送受信ループアンテナの大きさ,配置,直列接続コンデンサの静電容量などを検討した。(著者抄録)

シソーラス用語： *携帯電話 ,  *電力供給 ,  電磁誘導 ,  アンテナ ,  効率 ,  伝送特性 ,  *エバネセント波 ,  *非接触給電
準シソーラス用語： 伝送効率

分類 (1件)： 送電  (NB05030G)

引用文献 (5件)：

• KARALIS, A. Efficient wireless non-radiative mid-range energy transfer. Annals of Physics. 2007, 323, 34-48
• SOLIJACIC, M. 電力で無線伝送する技術を開発, 実験で60Wの電球を点灯. 日経エレクトロニクス. 2007, 12, 3, 117-128
• 袁. 人体影響を考慮したエバネセント電磁界共振により無線電力伝送システムの伝送効率. 信学技報. 2008, A・P2008-91, 95-99
• 常川. 屋内ユビキタス無線アクセスシステムにおいて, アンテナ相互結合を用いた電力伝送の可能性検討. 信学技報. 2008, A・P2008-113, 13-18
• EM Software & Systems_S.A. (Pty) Ltd. FEKOホームページ. http://www.feko.info/

タイトルに関連する用語 (3件)： 誘導 ,  磁界 ,  無線接続