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J-GLOBAL ID:200902270867023010   整理番号:09A0087642

日本,北海道南部の管理された草地における炭素の動力学と収支に与える堆厩肥施肥の影響

The effect of manure application on carbon dynamics and budgets in a managed grassland of Southern Hokkaido, Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 130  号: 1-2  ページ: 31-40  発行年: 2009年03月 
JST資料番号: A0060C  ISSN: 0167-8809  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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この研究の目的は北海道南部の管理されたリードカナリーグラス草地における炭素動力学を解明し,また炭素収支に与える肥料或は堆厩肥管理の影響を解明する事にあった。肥料,堆厩肥そして基準地点をこの草地に確立し,炭素収支を2年間にわたって推定した。堆厩肥地点では,肉牛堆厩肥を43-44Mgfreshmatterha-1year-1の率で使用し,補助化学肥料も添加して鉱物窒素(N)の使用量を肥料地点(164-184kgNha-1year-1)と同じにした。地上純一次生産(ANPP)は基準地点に比べて肥料地点と堆厩肥地点で著しく大きかった。地下バイオマスは明確な季節的変動を示さなかった;従って地下純一次生産(BNPP)はゼロと想定された。肥料,堆厩肥,基準地点における根を含めた土壌表面からのCO2フラックスは,他の季節(7月初めから2月末)の同じ土壌温度に比べて春に(3月の初めから6月の終わり)高かった一方,根除外地点におけるCO2フラックスと根を除外した土壌地点における土壌温度の関係は,研究期間を通してある単一指数回帰でよく説明できた。このことは根呼吸(RR),或は細根によって生み出されたリッター(RHl)の従属栄養呼吸の増加があるらしいことを示唆した。土壌の従属栄養呼吸(RHs)は3.7~4.3MgCha-1year-1を変動した。堆厩肥の従属栄養呼吸(RHm)は2年にわたる堆厩肥で添加した炭素の41%に相当した。最後にこの研究における純生態系生産(NEP)をANPP-RHs-RHmとして推定した。年間NEPは,2005年と2006年に対して夫々肥料地点に対して2.6と1.3MgCha-1year-1,堆厩肥地点に対して-1.1と-1.0MgCha-1year-1,基準地点に対して-1.1と-0.8MgCha-1year-1であった。年次全バイオーム生産(NBP)は肥料地点と基準地点に対して-3.9から-2.9MgCha-1year-1の範囲であり,圃場に於ける炭素損失を示唆した。一方堆厩肥地点におけるNBPは2005年と2006年で夫々0.3と0.0MgCha-1year-1であった。これ等の結果はこの管理草地に於ける炭素損失を回避するためには堆厩肥の施肥が必要なことを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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土壌調査  ,  土壌の肥沃性 

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