抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ユーザの嗜好にあったサービスを提供するために,嗜好の確率統計的なモデル化が行われている。状況依存な嗜好をモデル化する際には,多様な状況における嗜好について大量のデータの収集が必要であるが,多くの場合にコストが高い。また無作為抽出が不可能であることが多く,偏ったデータしか得られないことも多い。一方,調査研究や統計的学習の分野では,学習用データが偏っていたり疎であったりする場合に対処するために,ドメイン適応と呼ばれる技術が研究されてきている。本発表では,これまで様々な分野で研究されてきたドメイン適応技術を包括的に概観し,そこに共通する構造を明らかにするとともに,それらの技術が嗜好のモデル化にどのように適用できるかについて検討する。同時に,嗜好のモデル化において用いられている協調フィルタリングなどの技術について,ドメイン適応技術の面からの解釈を与える。(著者抄録)