文献

J-GLOBAL ID：200902271075657981   整理番号：08A0690632

高硬度ゴム粘弾性体の極微小変形から大変形までのひずみ・振動数依存性のモデル化 高硬度ゴム粘弾性体の力学モデルの構築 その1

STRAIN AND FREQUENCY DEPENDENCE OF HIGH-HARDNESS RUBBER IN THE RANGE FROM VERY SMALL UP TO LARGE DISPLACEMENT: Mechanical model of high-hardness rubber: Part 1

著者 (5件)： 谷翼 (京大 大学院) ,  辻聖晃 (京大) ,  吉富信太 (京大) ,  竹脇出 (京大) ,  松本達治 (SRIハイブリッド)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 629  ページ： 1079-1086  発行年： 2008年07月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 天然ゴムに特殊添加剤を付与して製造された高硬度ゴムが有するひずみ依存性と振動数依存性を,せん断ひずみが0.5%程度の極微小な変形域から,せん断ひずみが100%程度の大変形域まで良好な精度で表現できる力学モデルを構築した。高硬度ゴムの復元力特性にみられる顕著なひずみ依存性と,他の代表的な粘弾性材料に比べるとやや程度が小さい振動数依存性を,軟化型の復元力特性を有する静的弾塑性ばね要素,非線形粘性要素,及び過去に経験した最大ひずみにより剛性が決まる動的弾性要素から成る3要素の並列モデルで表現する方法を提案した。高硬度ゴムにおいて,ひずみ振幅が漸減する場合にみられる復元力の低下を適切に表現することのできる方法を提案した。(続く)

シソーラス用語： 硬度 ,  ゴム ,  装置 ,  変形 ,  大変形 ,  依存性 ,  振動数 ,  モデリング ,  力学モデル ,  物質 ,  応力歪特性 ,  復原性 ,  シミュレーション ,  制振装置 ,  *粘弾性ダンパー ,  粘弾性体 ,  微小変形 ,  復元力特性 ,  歪依存性 ,  特性
準シソーラス用語： *ダンパ ,  剪断弾性係数

分類 (2件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P) ,  緩衝器,ばね  (QB01110U)

引用文献 (12件)：

• 曽田五月也. 繰返加力実験にもとづく粘弾性ダンパーの力学モデルの構築. 日本建築学会構造系論文報告集. 1994, 457, 29-36
• 曽田五月也. ランダム加力による粘弾性ダンパーの振動数依存性の定量化. 日本建築学会構造系論文集. 1997, 498, 43-49
• 曽田五月也. 軟化型・硬化型非線形粘弾性ダンパーの力学モデル. 日本建築学会構造系論文集. 2002, 551, 45-52
• 金子美香. 振幅および振動数依存性を有する粘弾性ダンパーの力学モデルの提案. 構造工学論文集, B. 1998, 44, 263-270
• 黄一華. 振動数と温度に依存する粘弾性ダンパーの動的力学モデル. 日本建築学会構造系論文集. 1999, 516, 91-98

タイトルに関連する用語 (9件)： 高硬度 ,  ゴム ,  粘弾性体 ,  大変形 ,  ひずみ ,  振動数依存性 ,  モデル化 ,  力学モデル ,  構築