抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ものづくり基盤技術としての「量を担った技術」とはすでに汎用化され,瑕疵が明らかになっている(そのため逆に信頼性が高い)技術である。この観点から,建築家と町工場の連携の可能性を考察するシリーズを計画した。今回は建築家鈴木彰氏と大井工場(芸術的な建築金物の製作で有名)による平行定規開発の経緯を紹介した。鈴木氏が1954年にアメリカから持ち帰った平行定規(製図板に平行移動する定規を組込んだもの)に着目した大井氏がその改良版を開発するに至ったものである。この平行定規はCADの出現で顧みられなくなるが,CADとフリーハンドをつなぐものとして,ドラフタと平行定規を用意し,建築教育の現場で「量を担った技術」としての平行定規やそれを用いた製図技術の可能性を試してみようと考えている。