文献
J-GLOBAL ID:200902271252976170   整理番号:08A0824352

流動床フライアッシュのセメント固化体からの有害成分の溶出挙動

Leaching Behavior of Harmful Components from Cement Solidities of Fluidized-Bed Coal Ash
著者 (3件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 484-491 (J-STAGE)  発行年: 2008年 
JST資料番号: S0110B  ISSN: 0386-216X  CODEN: KKRBAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
流動床フライアッシュと高炉セメントの混合物に,石膏やリン酸3ナトリウムもしくは硫酸アルミニウムを添加したのち,水熱処理により固化体を試作し,そのXRD分析を行うとともに鉛やフッ素の溶出挙動を調べた.流動床フライアッシュとセメントのみの固化体あるいは流動床フライアッシュ-セメント-石膏の固化物は比較的高いフッ素溶出濃度を示したが,これはCa(OH)2-CaF2の共存時の溶解度積を用いて説明できた.また,鉛の溶解度は鉛水酸化錯体を想定した理論溶解度曲線におおむね一致し,溶出液pHに大きく依存して変化した.セメントにリン酸3ナトリウムあるいは硫酸アルミニウムを添加した固化体では,それぞれ加藤石およびリン酸アルミニウムあるいはエトリンジャイトの生成が認められ,フッ素および鉛溶出濃度が前述した流動床フライアッシュ-セメントあるいは流動床フライアッシュ-セメント-石膏固化物よりもさらに低下した.これは固化時に生成したエトリンジャイトなどの結晶内に鉛イオンやフッ素イオンが取り込まれ,これらの有害成分の溶出が抑制されるものと推定される.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
産業廃棄物処理 
引用文献 (19件):
  • Abe, Y.; “Fly Ash Treatment Technology by Means of Cement Solidifying and Its Practical Exsamples (in Japanese),” PPM, 1994, 18–31 (1994)
  • Fukaya, Y. and N. Tsuyuki; Material Science for Cement and Concrete (Cement·Concrete Zairyo-Kagaku), pp. 63–64, Gijutsu-Shoin, Tokyo, Japan (2003a)
  • Fukaya, Y. and N. Tsuyuki; Material Science for Cement and Concrete (Cement·Concrete Zairyo-Kagaku), pp. 52–56, Gijutsu-Shoin, Tokyo, Japan (2003b)
  • Hirai, M., M. Maehara, T. Morikawa and S. Hokujoh; “Heavy Metal Stabilizer, Stabilization Method and Equipment of Heavy Metal (Jukinzoku no Anteikazai, Jukinzoku no Anteikashorihoho, Jukinzoku-Ganyuu-Bushitsu no Shiyouhoho oyobi Jukinzoku no Anteikasouchi),” Japanese Patent Disclosure H10–8029 (1998)
  • Hosaka, T., K. Kobayashi and H. Taketani; “Hydrothermal Solidity Production Method from Paper Sludge-Burned Ash (Papasulagisyokyakubai no Suinetsukokatai no Seizohoho),” Japanese Patent Disclosure 2005-313032 (2005)
もっと見る

前のページに戻る