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J-GLOBAL ID：200902271258323543   整理番号：08A0739103

農地土壌における炭素蓄積対策研究

著者 (1件)： 谷山一郎 (農業環境技術研)
資料名： ペドロジスト  (Pedologist)
巻： 52  号： 1  ページ： 66-72  発行年： 2008年06月30日 
JST資料番号： F0963A  ISSN： 0031-4064  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 農地土壌への炭素蓄積の方法に関するこれまでの研究と課題について概説した。はじめに,農地土壌の炭素蓄積について述べた。次に,有機資材,分解抑制剤および炭化資材について取り上げた。さらに,不耕起・省耕起栽培および休耕・放棄,土壌改良について解説した。ライフサイクルアセスメント(LCA)について触れ,最後に生産・環境との関係について添えた。農地表土における20年間の炭素含量の推移,畑土壌における炭素動態モデル,長期連用水田作土の炭素集積,有機資材の農地での炭素分解率,ヒドロキシアルミニウム施用堆肥の土壌残留率について図示し解説した。加えて,籾殻炭化物の積算二酸化炭素発生量,水田の不耕起栽培による炭素蓄積,放棄水田の土壌炭素含量,および土壌炭素蓄積が農業生産や環境に及ぼす影響,についても図を引用し説明した。

シソーラス用語： 農地 ,  *耕土 ,  *蓄積 ,  有機材料 ,  休耕 ,  *土壌改良 ,  ライフサイクルアセスメント ,  表土 ,  堆肥 ,  籾殻 ,  二酸化炭素 ,  不耕起栽培 ,  アルミニウム ,  分解 ,  抑制剤 ,  炭化 ,  *炭素蓄積
準シソーラス用語： ヒドロキシアルミニウム ,  炭化資材 ,  炭素動態 ,  炭素分解率 ,  土壌残留 ,  農地土壌 ,  分解抑制剤

分類 (1件)： 土壌化学  (FB04040C)

引用文献 (19件)：

• 安西徹郎. 水田の休耕にともなう雑草の発生状況と土壌の変化. 千葉農試研報. 1988, 29, 93-104
• 朝田景. 耕起, 不耕起が亜熱帯サトウキビ畑土壌の養分溶脱に与える影響. 土壌物理性. 2006, 104, 41-49
• FREIBAUER, A. Carbon sequestration in the agricultural soils of Europe. Geoderma. 2004, 122, 1-23
• 橋本均. 土壌環境基礎調査における土壌物理化学性推移の実態と長期モニタリング調査の今後の課題. ペドロジスト. 2000, 44, 147-154
• 速見和彦. 各種有機物資材の分解特性. 農耕地における土壌有機物変動の予測と有機物施用基準の策定. 1985, 20-24

タイトルに関連する用語 (5件)： 農地 ,  土壌 ,  炭素蓄積 ,  対策 ,  研究