文献
J-GLOBAL ID:200902271340662526   整理番号:08A0910211

静脈内投与後のコロイド金ナノ粒子の生体内分布: 粒子サイズ効果

Biodistribution of colloidal gold nanoparticles after intravenous administration: Effect of particle size
著者 (7件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 274-280  発行年: 2008年10月15日 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究の目的はマウスの静脈内に投与したサイズの異なる金ナノ粒子(NP)の生体内分布を評価することである。もう一つの目的は,ナノテクノロジーにおいてそれらの幅広い応用を可能にする,金NPの生物学的分布に対する粒子サイズ効果を調べることである。サイズの異なる金NP,おもに15,50,100及び200nm,をクエン酸イオン濃度を変えることにより合成した。合成金ナノ粒子のキャラクタリゼーションはSEMにより行い,それらのサイズ分布は粒子サイズアナライザにより調べた。金NPをアルギニン酸ナトリウム溶液(0.5%,w/v)中に懸濁し,マウスに投与した(1g/kg,静脈内)[n=3]。金NPを投与して24h後に血液を軽いエーテル麻酔下で採取し,頚部脱臼により死亡させた後,種々の組織/器官を取り除いた。これらの組織を塩水で洗浄し,均質化した後,王水で溶解した。試料中の金の定量は誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)により行った。SEM研究から金NPは球状形態で狭い粒子サイズ分布をしていることを明らかにした。生体内分布研究から,すべてのサイズの金NPがおもに肝臓,肺臓及びひ臓に蓄積していることを示した。種々の組織中における金NPの蓄積は粒子サイズに依存することが分かった。15nm金NPの場合,血液,肝臓,肺臓,ひ臓,腎臓,脳,心臓及び胃のような全ての組織中に多量の金と多数の粒子が存在することを明らかにした。興味深いことに,15及び50nmの金NPは,脳内の金濃度から明らかなように,血液-脳障壁を通過することができる。200nmの金NPは血液,胃及び膵臓を含む器官にきわめてわずかに存在することを示した。その結果,金ナノ粒子の組織分布はサイズ依存的で,最小の15nmナノ粒子は非常に広範な器官に分布していることを示した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物科学研究法一般  ,  原子・分子のクラスタ  ,  コロイド化学一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る