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J-GLOBAL ID：200902271517882866   整理番号：08A0559826

2値展開された一般化リードソロモン符号の見逃し誤り確率の上界及び下界について

著者 (1件)： 西島利尚 (法政大 情報科学)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 A  (IEICE Transaction on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (Japan Edition))
巻： J91-A  号： 6  ページ： 676-684  発行年： 2008年06月01日 
JST資料番号： S0621A  ISSN： 0913-5707  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,2値展開された一般化リードソロモン符号の見逃し誤り確率に着目している。2値展開された一般化リードソロモン符号の見逃し誤り確率の正確な値は,その符号の二元重み分布が陽に与えられなければ計算できない。そこで,最大距離分離符号が有するハミング重み分布の特徴的な構造,すなわち,符号語を情報記号部と検査記号部とに分離し,それぞれの部分のハミング重み分布を陽に求め,その分布を用いて見逃し誤り確率の上界及び下界を計算するための二元重み母関数を与える。そして,具体的な符号パラメータに対して,これらの母関数を用いて見逃し誤り確率の上界及び下界の数値例を示す。更に,2値展開された一般化リードソロモン符号のすべてを含む集合族上に与えられる平均重み分布を用いて,その集合族上の平均見逃し誤り確率を計算する。そして上界及び下界の数値例と比較し,本論文で提案する二元重み母関数が見逃し誤り確率の上界及び下界を計算する上で極めて有効であることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *Reed-Solomon符号 ,  *誤り率 ,  誤り検出 ,  誤り訂正 ,  Hamming距離 ,  *上限 ,  *下限 ,  母関数 ,  *重み関数
準シソーラス用語： 見逃し誤り確率

分類 (1件)： 符号理論  (ND02030R)

引用文献 (13件)：

• S. Lin and D. J. Costello, Jr., Error Control Coding: Fundamentals and Applications, 2nd ed., Pearson Education, Upper Saddle River, New Jersey, 2004.
• S. K. Leung-Yan-Cheong and M. Hellman,“Concerning a bound on undetected error probability,” IEEE Trans. Inf. Theory, vol. IT-22, no.2, pp. 235-237, March 1976.
• S. K. Leung-Yan-Cheong, E. R. Barnes, and D. U. Friedman,“On some properties of the undetected error probability of linear codes,” IEEE Trans. Inf Theory, vol.IT-25, no.1, pp. 110-112, Jan.1979.
• R. Padovani and J. K. Wolf,“Poor error-correction codes are poor error-detection codes,” IEEE Trans. Inf. Theory, vol. IT-30, no.1, pp. 110-111, Jan.1984.
• T. Hashimoto,“Good error-detection codes satisfying the expurgated bound,” IEEE Trans. Inf. Theory, yo1.41, no.5, pp. 1347-1353, Sept.1995.

タイトルに関連する用語 (7件)： 2値 ,  展開 ,  一般化 ,  リードソロモン符号 ,  誤り確率 ,  上界 ,  下界