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J-GLOBAL ID：200902271556111427   整理番号：09A0081177

RARαによるレチノイン酸制御配列特異的翻訳制御

Retinoic acid-gated sequence-specific translational control by RARα

著者 (2件)： POON Michael M. (Univ. California, CA) ,  CHEN Lu (Univ. California, CA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 51  ページ： 20303-20308  発行年： 2008年12月23日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： レチノイン酸(RA)は神経発生,神経形成と細胞分化に重要な役割を演じるが,成熟脳で合成され,学習関連のシナプス可塑性に関わる。今回,RAとRA受容体α(RARα)が神経樹状突起で特異的mRNAの翻訳を調節する分子機序を検討した。RARαは活性核輸送により神経樹状突起に移動し,グルタミン酸受容体サブユニットGluR1をコードするmRNAを含む樹状突起に局在するmRNAサブセットに結合した。この結合は,標的mRNAの5′UTRの特異な配列モチーフとRARαFドメイン間の相互作用介在であった。RARαはGluR1翻訳を抑制したが,RARαへのRA結合はGluR1 mRNAとの結合を抑制し,翻訳抑制を軽減した。本結果はRA/RARαシグナル伝達の非ゲノム機能を介するリガンド制御の翻訳調節機序があると結論した。

シソーラス用語： テルペノイド ,  *レチノイン酸受容体 ,  タンパク質 ,  *翻訳【遺伝】 ,  *樹状突起 ,  グルタミン酸受容体 ,  サブユニット ,  mRNA ,  分子間相互作用 ,  タンパク質結合 ,  細胞情報伝達 ,  ゲノム ,  細胞内輸送 ,  RNA結合タンパク質 ,  脂環式化合物 ,  共役ジエン ,  不飽和カルボン酸 ,  ビタミンA
準シソーラス用語： GluR1 ,  RARα ,  UTR ,  ドメイン ,  レチノイン酸受容体α ,  核輸送 ,  蛋白質間相互作用

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： レチノイン酸

タイトルに関連する用語 (4件)： RARα ,  レチノイン酸 ,  制御配列 ,  翻訳制御