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J-GLOBAL ID：200902271638280103   整理番号：09A1273677

多数回繰返し荷重を受ける鉄筋コンクリート造建物の挙動に関する研究

BEHAVIOR OF REINFORCED CONCRETE BUILDINGS SUBJECTED TO MANY CYCLIC LOADINGS

著者 (5件)： 鈴木芳隆 (鹿島建設) ,  兵頭陽 (鹿島建設) ,  丸田誠 (鹿島建設 技研) ,  鈴木紀雄 (鹿島建設 技研) ,  小鹿紀英 (鹿島建設)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 646  ページ： 2317-2325  発行年： 2009年12月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論では多数回の繰返し荷重を受けるRC建物の挙動について実験的に検討した。この検討では実験で得たRC部材の繰返し荷重に対する構造特性をエネルギー吸収性の低下と履歴形状の低下に着目し,その結果に基づき繰返し荷重時特性を精度良く反映できる履歴モデルを提案した。更に,この提案モデルを用いてRC建物の地震応答解析を行い,多数回繰返し変形を受けるRC造建物の挙動を確認した。その結果,本モデルによる解析結果は従来の武田モデルの結果と比べて階によっては2割程度の変形増加が見られ,一端振動が生じると収まり難い傾向が見られた。但し,通常の設計範囲で問題になるほどの急激な変形増加は生じない。

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート構造 ,  *繰返し荷重 ,  構造特性 ,  エネルギー吸収 ,  解析モデル ,  *劣化 ,  柱梁接合部
準シソーラス用語： *性能劣化 ,  履歴特性

分類 (3件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P) ,  構造動力学  (HD02000E)

引用文献 (16件)：

• 1) 日本建築学会:2004年10月23日新潟県中越地震災害調査報告、2006.8
• 2) 日本建築学会:長周期地震動と建築物の耐震性、2007.12
• 3) 衣笠秀行、野村設郎:正負繰り返し履歴による曲げ降伏ヒンジの破壊性状、コンクリート工学論文集、Vol.5,No.2,pp21-32,1994.7
• 4) 梅村恒、境有紀、南忠夫、壁谷澤寿海:繰り返しによる耐力低下を考慮した鉄筋コンクリート部材の復元力特性のモデル化、コンクリート工学年次論文報告集、Vol.20,No.3,pp1015-1025,1998
• 5) 梅村恒、境有紀、南忠夫、壁谷澤寿海:繰り返し載荷による耐力低下が地震応答に与える影響(その1)復元力特性の開発,日本建築学会大会学術講演梗概集 C-2、pp27-28,1998.9

タイトルに関連する用語 (4件)： 繰返し荷重 ,  鉄筋コンクリート造建物 ,  挙動 ,  研究