抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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情報教育は2002年に中学校,2003年に高校で本格導入されたが中高で重複する学習内容が多く,発達段階に応じた情報教育カリキュラムになっていなかった。本論文では,神田外語大学の2007年度新入生742名を対象にコンピュータ利用教育協議会による情報教育のアンケート調査を行い,社会的必要性と自分の情報能力を正しく把握していない実態を明らかにした。また,2005年度から新入生を対象としたコンピュータ利用状況の調査,及びWeb上での基礎的情報能力テストを実施してその多くがインターネットとメールだけを漫然と使うなど,情報格差の深刻さを確かめた。そこで,学生全体の底上げを目指し,1)情報技術の基礎力,2)アプリケーションソフトの活用力,3)情報活用力と日本語力の育成を目指したeラーニング科目を導入した。現状では大学で情報基礎科目を教えないと多くの学生を切り捨てることになるが,教員リソースをより高度な情報科目に割り当てるにはeラーニングの利用が適しており,自由選択科目ながら全学の81%が単位を取得することからも必要性が確かめられた。