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J-GLOBAL ID:200902271748225299   整理番号:09A0670896

鉄系焼結合金ローラの転造による面圧疲労強度の向上-第1報-

Improvement of the Contact Fatigue Strength by Rolling of Sintered Ferrous Alloy Roller-1st Report-
著者 (6件):
資料名:
巻: 56  号:ページ: 325-329  発行年: 2009年06月15日 
JST資料番号: F0691A  ISSN: 0532-8799  CODEN: FOFUA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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焼結合金は高強度が要求される応用分野でも使用される。しかし,焼結材は空隙率が高いために強度が低くなる傾向がある。ここでは鉄系焼結合金歯車の面圧疲労強度向上を目的として,焼結合金ローラの転造加工実験および面圧疲労試験を行った。Fe-0.6Mo-0.2Mn-0.37C完全合金化粉(mass%)を用いた焼結合金(素材A)および,完全合金化粉に0.2Moを部分拡散付着した合金粉からの焼結合金(素材B)を試料とした。転造を行った材料の表面近傍の硬度および空隙率を測定することにより転造の影響を評価した。面圧疲労強度および面圧疲労損傷機構に対する転造加工度の影響についても調べた。焼結合金ローラに転造加工を行うことで表面層近傍を緻密化することができ,初期空隙率10%に対して素材Aでは最表面で1%以下まで,素材Bでは2%程度まで空隙率は低減した。転造加工により,焼結合金ローラの面圧疲労強度は,素材Aでは0.75GPa(未転造)→0.95GPa,素材Bでは0.5GPa(未転造)→0.7GPaとそれぞれ0.2GPa上昇した。転造加工により,ローラ損傷時の亀裂伝搬領域がより内部へ移動した。より深い位置まで緻密化できれば,面圧疲労強度はさらに向上する可能性がある。
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分類 (3件):
分類
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機械的性質  ,  歯車,歯車装置  ,  転造 
引用文献 (4件):

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