抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Compressed sensingとはcompressive samplingとも呼ばれ,観測対象信号に対するスパース性もしくは圧縮可能性の仮定のもとで,その信号に対する観測データをできる限り少なくし,その少数のデータだけから観測信号を復元するための技術である。基本的には観測過程および復元手法を共に設計する立場で議論できるが,復元手法に重点をおいて議論されることが多い。その最もよく知られた手法がl
1ノルム最小化原理であり,この原理が有効に機能するための観測過程に対する条件が示されている。Compressed sensingは数年前から大変注目されるようになっているが,その理由はこの問題が理論的な興味深さを含んでいるからだけではなく,種々の応用問題への展開可能性を秘めているからであると考える。本稿では,compressed sensingの基本原理を解説した後に,本分野における最新研究動向を,具体例を示しながら分かり易く解説する。(著者抄録)