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J-GLOBAL ID:200902272174229335   整理番号:08A0289396

日本北部の北海道における耕地の栽培体系に由来する温室ガス放出のライフサイクルインベントリーに基づく解析

Life cycle inventory-based analysis of greenhouse gas emissions from arable land farming systems in Hokkaido, northern Japan
著者 (3件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 564-574  発行年: 2006年08月 
JST資料番号: W1879A  ISSN: 0038-0768  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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農業生産システムは,肥料や農薬の過剰な投入による土質/水質の低下,および酸性物質の生産や温室ガス(二酸化炭素,酸化二窒素,メタン)の放出など環境に対するインパクトを与えている。ライフサイクルインベントリー解析を用いて,北海道の十勝地方の作付体系に由来する温室ガス類の地球温暖化に及ぼすインパクトの解析を行った。慣行耕起の作付体系においては,トラクターによる耕耘,トラック輸送,穀粒乾燥機などによる燃料消費に由来する二酸化炭素放出量は,アズキおよび秋播コムギの生産についてそれぞれ0.424および0.826Mg/ha/年であった。化学肥料,農薬および農機具の使用に由来する二酸化炭素放出量は,秋播コムギおよびサトウダイコンの生産についてそれぞれ0.800および1.724Mg/ha/年であった。この地域のアンドソル圃場において以前に測定した酸化二窒素の直接的放出は,窒素施肥量と正の相関を示したが,二酸化炭素-当量で表現すると,ジャガイモおよびキャベツの場合にそれぞれ0.041および0.382Mg/ha/年となり,窒素の溶脱/流亡に由来する間接的放出はアズキおよびキャベツの場合にそれぞれ0.069および0.381Mg/ha/年となった。土壌による大気からのメタン除去は二酸化炭素-当量でわずかに0.020~0.042Mg/ha/年であり,1981年と2001年の間の全土壌炭素プール(0~20cm深)の差から,慣行耕起および縮小耕耘の場合の年間二酸化炭素放出量は,それぞれ4.91および3.81Mg/ha/年であることがわかった。土壌に由来する二酸化炭素放出は,全温室ガス放出量の64~76%と大きな割合を占め,このことはこの地域においては炭素の土壌への隔離を促進する土壌管理が,温室ガス放出を緩和するための有効な手段であることを示した。
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分類 (3件):
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作物栽培一般  ,  土壌管理  ,  環境問題 
物質索引 (1件):
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