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J-GLOBAL ID:200902272191904062   整理番号:09A0750326

農業用水の初期排水で栽培したイネ体におけるカドミウムの高蓄積を利用したカドミウム汚染水田における実用的植物抽出法

Practical phytoextraction in cadmium-polluted paddy fields using a high cadmium accumulating rice plant cultured by early drainage of irrigation water
著者 (3件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 421-427  発行年: 2009年06月 
JST資料番号: W1879A  ISSN: 0038-0768  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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インド型イネ品種は,多量のバイオマスを生産することとそのシュート中に中程度のカドミウムを蓄積できることから,カドミウム汚染水田での植物抽出物としての可能性がある。ここでは,実用的な植物抽出法の確立を目的に,インド型イネの2品種(MORETSU,IR-8)を用いて,中程度のカドミウム汚染の2水田(カドミウム濃度:2.91mg/kg,2.52mg/kg)で栽培し,それらの抽出能を調べた。潅漑水を最大分げつ期に排水し,収穫期まで土壌を酸化状態にした場合,MORETSUのカドミウム濃度およびカドミウム吸収量は増大した。10月の初めには,MORETSUおよびIR-8のカドミウム吸収量は増加し,各々516g/haと657g/haに達した。2年間にわたって,これらのカドミウム高吸収性イネ品種による抽出を行った結果,水田土中のカドミウム濃度は,初期濃度と比べて18%低下した。植物抽出を行った圃場において栽培した日本型イネの通常品種「ヒノヒカリ」の穀粒におけるカドミウム濃度は,非処理圃場で栽培したイネと比べて低くなった。これらの結果から,西南日本の中程度のカドミウム汚染水田において,カドミウム高蓄積イネ品種の植え付けと潅漑水の早い排水とを併せた植物抽出は,実用的な改善法となる。
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分類 (3件):
分類
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土壌汚染  ,  カドミウムとその化合物  ,  用水の生物学的処理 
引用文献 (18件):
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