抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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可微分多様体のディストリビューションの可積分性に関するFrobenius定理は非線形制御理論の骨格となる定理である。その究明には,大別してK理論(位相的障害を代数的に表現する)立場と特異葉層構造論(Sussmann-Stefan葉層)の立場がある。本報告は,大域非線形制御理論の立場から,可微分多様体上の可積分条件とその周辺の話題について述べた。制御理論と可積分条件の関連について簡単に例示した。Chevalley-Ehresmannの定理,Bottの消滅定理,葉層構造の分類における研究の進展について展望した。正則な包合的ディストリビューションが導く葉層構造論は状態空間の厳密線形化理論の不備を補い,その大域化(線形系以外の標準モデルの採用を含める)に際しても必要不可欠なツールとなると予測する。特異Frobenius定理について言及した。