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J-GLOBAL ID:200902272428923792   整理番号:08A0528883

RecA-ssDNA/dsDNAの構造から示される相同組み換えの機構

Mechanism of homologous recombination from the RecA-ssDNA/dsDNA structures
著者 (4件):
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巻: 453  号: 7194  ページ: 489-484  発行年: 2008年05月22日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ATPアーゼのRecAファミリーは,ゲノムの完全性を維持し,遺伝的多様性を生み出すのに欠かせない反応である相同組み換えを仲介する。RecA,ATP,一本鎖DNA(ssDNA)はらせん状フィラメントを形成し,これが二本鎖DNA(dsDNA)に結合して相同な部分を探し,相補鎖の交換を触媒して新たなヘテロ二重鎖を作り出す。今回我々は,大腸菌(Escherichia coli)のRecA-ssDNAおよびRecA-ヘテロ二重鎖のフィラメントの結晶構造を解いた。それらから,ssDNAとATPがRecA-RecA界面に協同的に結合していることが示され,DNA結合のATP依存性が説明された。ATPのγ-リン酸はRecA-RecA界面で,ATP加水分解も刺激する2個のリシン残基によって感知され,これがDNAの放出機構につながる。DNAは全体に巻きが緩く引き伸ばされているが,局所的にはB-DNA様のコンホメーションをとっており,それにより相同探索がワトソン-クリック型の塩基対形成に限定される。相補鎖は主に塩基対形成によって相互作用するため,ヘテロ二重鎖形成は厳密に相補性に依存することになる。巻きが緩く引き伸ばされたフィラメントというコンホメーションは,おそらくドナー二重鎖を不安定化させ,相補鎖を解放して相同探索できるようにするために進化したものと思われる。Copyright Nature Publishing Group 2008
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