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J-GLOBAL ID：200902272792565826   整理番号：09A0419929

同時発音の相関を考慮した確率モデルによる音楽の和声推定

Chord Estimation by a Probabilistic Model that Represents a Correlation of Simultaneous Tones

著者 (4件)： 寺村佳子 (奈良先端科学技術大学院大) ,  前田新一 (京大 大学院情報学研究科) ,  石井信 (奈良先端科学技術大学院大) ,  石井信 (京大 大学院情報学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 108  号： 480(NC2008 103-175)  ページ： 411-416  発行年： 2009年03月04日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,楽曲検索・推薦技術を目的とした音楽的特徴を考慮した音の生成モデルが提案されている。音楽的特徴の中でも和声は重要な要素のひとつであり,音の組み合わせパターンと,前後の和声との関係から決定される要素である。しかし,従来しばしば用いられるマルコフモデルは同じ和声が継続するときの継続長や同時に鳴る音の相関を適切に表現することができず,和声推定の精度が不十分である原因と考えられる。そこで本研究では,和声の状態遷移確率にセミマルコフモデルを導入し,音の観測確率に音の同時発音の相関を表現できるボルツマンマシンを用いた手法を提案する。この提案モデルを実装し,実験を行った結果,従来手法に比べ高い推定精度を持ち,より正確に和声の遷移を表現できることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *音楽 ,  *確率モデル ,  *発音 ,  *同時性 ,  Markov連鎖 ,  *Boltzmannマシン ,  状態遷移図 ,  特徴抽出 ,  *音声信号 ,  *信号推定 ,  音の高さ ,  音の強さ ,  音響測定 ,  確率分布 ,  *相関
準シソーラス用語： 和声 ,  セミマルコフモデル ,  楽曲

分類 (2件)： 人工知能  (JE08000Z) ,  楽器音響  (BB03070Y)

引用文献 (12件)：

• BELLO, J. P. Audio-based Cover Song Retrieval Using Approximate Chord Sequences : Testing Shifts, Gaps, Swaps and Beats. Proc. ISMIR, Vienna, Austria, Sept. 2007. 2007, 239-244
• MICHELS, U. カラー図解音楽事典. 1989
• 島岡譲. 和声 理論と実習. 1964, I
• RAPHAEL, C. Harmonic Analysis with Probabilistic Graphical Models. Proc. ISMIR, Oct, Maryland, USA, 2003. 2003
• The Kotsuka-Payne Corpus. http://theory.esm.rochester.edu/temperley/music-prob/materials.html

タイトルに関連する用語 (6件)： 発音 ,  相関 ,  確率モデル ,  音楽 ,  和声 ,  推定