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J-GLOBAL ID:200902272893767438   整理番号:09A0558574

イネにおいてホスホリパーゼD遺伝子OsPLDβ1の抑制は防御応答を活性化し耐病性を増加する

Suppression of a Phospholipase D Gene, OsPLDβ1, Activates Defense Responses and Increases Disease Resistance in Rice
著者 (8件):
資料名:
巻: 150  号:ページ: 308-319  発行年: 2009年05月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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リン脂質類を加水分解してホスファチジン酸(PA)を生成するホスホリパーゼD(PLD)は,植物において生物/非生物的ストレスへの応答を含む重要な役割を演じている。イネのゲノムデータベースを調査した結果,イネゲノムには17のPLD遺伝子が存在し,その中でOsPLDα1/5およびOsPLDβ1がほとんどの組織で高度に発現していることを見いだした。イネにおけるPLDの生理機能を調べるために,遺伝子特異的RNA干渉構築物を導入することによって,各PLDイソ型のノックダウン植物を作出した。その一つであるOsPLDβ1ノックダウン植物は,病原体感染の不在下において活性酸素種の蓄積を示した。RT-PCRおよびDNAマイクロアレイ解析の結果,OsPLDβ1のノックダウンが,病原性関連蛋白質遺伝子類やWRKY/ERFファミリーの転写因子遺伝子類などの防御関連遺伝子類の誘導を含む1,400以上の遺伝子類のアップ/ダウンレギュレーションをもたらすことがわかった。OsPLDβ1ノックダウン植物の生育後期には,超感受性-様細胞死とフィトアレキシンの生産も観察された。これらの結果は,OsPLDβ1ノックダウン植物が,病原体感染の不在下において防御応答を自発的に活性化し,イネの主要な病原菌であるPyricularia griseaやXanthomonas oryzae pv oryzaeに対する耐性を増加することを示し,OsPLDβ1がイネにおける防御応答や耐病性の負のレギュレーターとして機能していることを示唆した。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素生理  ,  遺伝子発現  ,  菌類による植物病害 

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