文献

J-GLOBAL ID：200902273712557506   整理番号：09A0778710

金属ナノ構造中での増強電界およびプラズモン波の近接場光学画像化

Near-field optical imaging of enhanced electric fields and plasmon waves in metal nanostructures

著者 (2件)： OKAMOTO Hiromi (Inst. for Molecular Sci., Graduate Univ. for Advanced Studies, 38 Nishigo-naka, Myodaiji, Okazaki, Aichi 444-8585, JPN) ,  IMURA Kohei (Inst. for Molecular Sci., Graduate Univ. for Advanced Studies, 38 Nishigo-naka, Myodaiji, Okazaki, Aichi 444-8585, JPN)
資料名： Progress in Surface Science  (Progress in Surface Science)
巻： 84  号： 7-8  ページ： 199-229  発行年： 2009年07月 
JST資料番号： D0310B  ISSN： 0079-6816  CODEN： PSSFBP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： この論文では,近接場光学顕微鏡画像化を用いた貴金属ナノ構造に関する研究をレビューした。近接場透過画像化および近接場2光子励起画像化が金属ナノ構造中でのプラズモン共鳴の研究の貴重な方法を提供することを示した。金属ナノ粒子中のプラズモンモードの固有関数がこれらの方法を用いて直接可視化された。金属ナノワイヤ系に対して,縦プラズモンモードの波数ベクトルが波動関数画像から直接見積もられ,分散関係がプロットされ解析された。超高速過渡的近接場画像化を用いて,金ナノロッドの光励起後にプラズモン波動関数の変形が発生することを示した。プラズモン波画像化のこの様な方法は,プラズモンモードベースのナノ光学デバイスを設計するための独特の基本ツールを提供した。近接場2光子励起確率画像が金属ナノ構造中での局在電界増強を反映することも示した。この方法を金ナノ球集合へ適用し,粒子間の間隙サイト(ホットスポット)中での局所的増強光学場を明瞭に可視化した。ホットスポットの表面増強Raman散乱への寄与も示した。ここで記述した方法論は,金属ナノ構造中および従来の材料の領域を超えた新規の革新的な研究分野へのその応用において特性増強光学場に関する貴重な基本的情報を提供できた。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *金 ,  *ナノロッド ,  走査型プローブ顕微鏡 ,  *走査光学顕微鏡 ,  *光学顕微鏡法 ,  多光子励起 ,  プラズモン ,  ナノワイヤ ,  波動関数 ,  表面増強Raman散乱 ,  光学素子 ,  設計 ,  可視化 ,  撮像 ,  電場効果
準シソーラス用語： 金ナノロッド ,  *近接場光学顕微鏡 ,  画像化 ,  二光子励起 ,  装置設計 ,  ナノスフェア

分類 (2件)： 光学的測定とその装置一般  (BD07010S) ,  コロイド化学一般  (CB11010C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 金属ナノ構造 ,  増強 ,  電界 ,  プラズモン ,  近接場光学 ,  画像化