抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,二次元のコーシー問題 □u=∂
2t-△u=F(∂u) (x,t)∈R
2×(0,∞)(1.1式),u(x,0)=εf(x) ∂tu(x,0)=εg(x) x∈R
2(1.2式)を取り上げた。まず,このコーシー問題(1.1式)と(1.2式)に対する平滑解の寿命T
εを評価した。更に,光円錐に沿ってF(∂u)の三次項を特徴つける関数C(X)(ベクトルX=(X0,X1,X2))を定義した。とりわけ,C(-1,ω)≡0の場合は,零条件と呼ばれる。Godin氏によって,この零条件を満足すれば,εが十分小さいと,T
ε=∞,つまり解が大域的に存在することが,証明されている。本調査では,零条件を満足しない他の種類の非線形性に関する大域的可解性を証明した。