抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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その長い歴史および30年近く前の組織工学での一部の予備的研究にもかかわらず,エレクトロスピニングは,最近5~10年まで,組織工学およびドラッグデリバリーでの応用について,ポリマ処理技術としての可能性が,広く興味を持たれていなかった。この新たな興味は,エレクトロスピニングの相対的に容易な使用,適合性およびナノメートルサイズ規模の直径の繊維を製造する能力に帰属できる。さらにエレクトロスピニング過程はミクロからナノスケールのトポグラフィーおよび天然細胞外マトリックス(ECM)と類似した高い多孔性の足場を作製する機会を提供する。エレクトロスピニング足場の固有の容積に対する高い表面の比は,細胞接着,薬物負荷,および物質移動特性を増強可能である。生物分解性,非分解性,および天然材料を含む種々の材料がエレクトロスピニング可能である。エレクトロスピニング繊維を配向させるかまたは無作為に配列することが可能で,バルクの機械的性質および足場の生物学的応答の両者により制御される。抗生物質および抗癌剤から蛋白質,DNAおよびRNAまでの範囲の薬物をエレクトロスピニング足場に組み込むことができる。生きた細胞を含む懸濁物さえも成功裏にエレクトロスピニングされている。組織工学およびドラッグデリバリーでのエレクトロスピニングの応用はほぼ無制限である。本総説は最も最近の,最先端のエレクトロスピニング,およびその組織工学およびドラッグデリバリーでの使用の研究をまとめる。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.