文献

J-GLOBAL ID：200902274398105219   整理番号：09A0353344

真核細胞トランス損傷ポリメラーゼ,並びにDNA損傷許容でのそれらの役割及び調節

Eukaryotic Translesion Polymerases and Their Roles and Regulation in DNA Damage Tolerance

著者 (6件)： WATERS Lauren S. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts) ,  MINESINGER Brenda K. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts) ,  WILTROUT Mary Ellen (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts) ,  D’SOUZA Sanjay (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts) ,  WOODRUFF Rachel V. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts) ,  WALKER Graham C. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts)
資料名： Microbiology and Molecular Biology Reviews  (Microbiology and Molecular Biology Reviews)
巻： 73  号： 1  ページ： 134-154  発行年： 2009年03月 
JST資料番号： B0176A  ISSN： 1092-2172  CODEN： MMBRF7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 真核細胞のDNA損傷部位にて特殊DNAポリメラーゼがそれらの向かい側で複製するプロセス,即ちDNA損傷許容経路のトランス損傷合成(TLS)についての情報の現状を要約した。DNAの修復及び許容,TLS,真核細胞トランス損傷ポリメラーゼ,TLSポリメラーゼによる損傷バイパス機構に対する全体的モデル,TLSポリメラーゼと癌との関係,並びにTLSポリメラーゼの進化の意義について詳述した。DNA損傷の修復及び許容に対する機構は細胞がその寿命の間に遭遇する数知れないDNA損傷を克服するのに重要であった。TLSはDNA損傷の存在のために停止した複製フォークの再スタートまたはゲノムに残存のギャップ充填によりDNA損傷への許容を助けている。このプロセスでの問題は突然変異の導入が可能であることのリスクである。突然変異誘発にてトランス損傷ポリメラーゼの役割を推定して真核細胞での既知の酵素5種類,Rev1,Polζ,Polκ,Polη及びPolιを制御する重要な調節機構を詳細に論じた。また,TLSに起因する突然変異誘発の調節に対する重要なモデル2種類,ポリメラーゼスイッチモデル及びギャップ充填モデルを示し,解説した。

シソーラス用語： *Saccharomyces cerevisiae ,  *DNAポリメラーゼ ,  *DNA損傷 ,  *DNA修復 ,  DNA修復酵素 ,  DNA合成 ,  分子モデル ,  腫瘍 ,  分子進化 ,  耐性 ,  DNA複製 ,  ゲノム ,  変異誘発 ,  増殖細胞核抗原 ,  間隙 ,  複製フォーク ,  REV1蛋白質 ,  *微生物 ,  *酵母 ,  *子嚢菌類酵母
準シソーラス用語： DNA修復モデル ,  Polζ ,  Polη ,  Polι ,  Polκ ,  Rev1 ,  ギャップ ,  ギャップ充填モデル ,  トランス損傷ポリメラーゼ ,  トランス損傷合成 ,  ポリメラーゼスイッチモデル ,  突然変異誘発

分類 (2件)： 微生物の生化学  (EG03020N) ,  遺伝子の構造と化学  (EC02020U)

タイトルに関連する用語 (7件)： 真核細胞 ,  トランス ,  損傷 ,  DNA損傷 ,  許容 ,  役割 ,  調節