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J-GLOBAL ID：200902274564663187   整理番号：08A0290709

ホタテガイ Patinopecten yessoensis中腸線からのイオン交換法を用いたカドミウム回収方法の検討

Investigation of removal of cadmium from mid-gut glands of scallop by ion exchange column

著者 (5件)： 齊藤貴之 (八戸工業高等専門学校物質工学科) ,  古川崇博 (八戸工業高等専門学校物質工学科) ,  蒲田博隆 (八戸工業高等専門学校物質工学科) ,  玉田正男 (日本原子力開発機構高崎量子応用研究所) ,  中居久明 (青森県工業総合研究センター八戸地域技術研究所)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 74  号： 2  ページ： 216-218 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホタテガイ Patinopecten yessoensis 中腸腺からのカドミウム(Cd)除去法として,Cd イオンのリンゴ酸処理による溶出とイミノ二酢酸型グラフト重合捕集材による回収を組み合わせた処理法の最適化を検討した。操作因子は溶液の循環速度,温度,固液比(溶液体積に対する中腸腺質量の比)とした。操作因子を変化させて除去率を評価した結果,循環速度 38.8 mL/min では 50°C 以上にすることで固液比に関わらず 24 h で 98% 以上の Cd を除去できることが明らかにされた。(著者抄録)

シソーラス用語： *ホタテガイ ,  *中腸腺 ,  *イオン交換 ,  *カドミウム ,  グラフト共重合体 ,  経時変化 ,  資源再生 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  第二アミン ,  脂肪族アルコール ,  ジカルボン酸 ,  第二アルコール ,  ヒドロキシ酸 ,  水産廃棄物 ,  *汚染除去 ,  *二枚貝類 ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： グラフト重合体 ,  *汚染物質除去 ,  材料リサイクル

分類 (2件)： カドミウムとその化合物  (SB05022I) ,  魚類以外の水産動物  (FH02030V)

物質索引 (2件)： イミノ二酢酸 ,  りんご酸

引用文献 (7件)：

• 青森県. 水産業 漁業生産. あおもりの農林水産業. 2006, 20
• 作田庸一. ホタテガイ副産物の処理・利用技術に関する研究開発 (第3報)-中腸腺からのカドミウム除去-. 北海道立工業試験場報告. 1993, 292, 9-12
• 作田庸一. ホタテガイ副産物の処理・利用技術に関する研究開発 (第5報)-電解法による重金属除去技術の基礎的研究-. 北海道立工業試験場報告. 1995, 294, 41-45
• 中居久明. ホタテ貝加工残渣の有効利用に関する研究, -ボイルされたホタテ貝中腸腺からのカドミウム除去-. 日本イオン交換学会誌. 2004, 15, 10-15
• SHIRAISHI, T. Recovery of cadmium from waste of a scallop processing with amidoxime adsorbent synthesized by graft-polymerization. Radiat. Phys. Chem. 2003, 66, 43-47

タイトルに関連する用語 (4件)： ホタテガイ ,  中腸 ,  イオン交換 ,  カドミウム