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J-GLOBAL ID：200902274575889578   整理番号：08A0292731

殻が接合しつつあるオオムギ粒は脂質生合成経路を制御するERFファミリー転写因子遺伝子により制御される

Barley grain with adhering hulls is controlled by an ERF family transcription factor gene regulating a lipid biosynthesis pathway

著者 (13件)： TAKETA Shin (Kagawa Univ., Kagawa, JPN) ,  AMANO Satoko (Kagawa Univ., Kagawa, JPN) ,  TSUJINO Yasuhiro (Kagawa Univ., Kagawa, JPN) ,  SATO Tomohiko (Kagawa Univ., Kagawa, JPN) ,  SAISHO Daisuke (Okayama Univ., Kurashiki, JPN) ,  KAKEDA Katsuyuki (Mie Univ., Tsu, JPN) ,  NOMURA Mika (Kagawa Univ., Kagawa, JPN) ,  SUZUKI Toshisada (Kagawa Univ., Kagawa, JPN) ,  MATSUMOTO Takashi (National Inst. Agrobiological Sci., Tsukuba, JPN) ,  SATO Kazuhiro (Okayama Univ., Kurashiki, JPN) ,  KANAMORI Hiroyuki (Inst. Soc. Techno-Innovation of Agriculture, Forestry, and Fisheries, Tsukuba, JPN) ,  KAWASAKI Shinji (National Inst. Agrobiological Sci., Tsukuba, JPN) ,  TAKEDA Kazuyoshi (Okayama Univ., Kurashiki, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 10  ページ： 4062-4067  発行年： 2008年03月11日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 典型的なオオムギは殻が接着しているが,一部の穀果は裸のままである。これらの差異は染色体腕7HLに局在するnudという一つの座位により制御されている。本研究ではポジショナルクローニングにより,エチレン応答転写因子(ERF)ファミリーの転写因子遺伝子が,これらの表現型を制御していることを明らかにした。この結果を,1)検討した100の裸栽培種でのERF遺伝子部分の固定,2)仮想上の機能モチーフに影響するいくつかの部位でのDNA損傷を伴う二つのnud対立遺伝子のX線による誘導,3)種皮に局在する遺伝子発現,により確認した。nud遺伝子は脂質生合成系を制御するArabidopsisのWIN1/SHN1転写因子と相同性を持つ。脂質性色素での染色実験では,殻接着型のオオムギでのみ殻周辺の表皮に脂質を検出を可能だった。以上の結果は穎果表面の接触が穎果接着形成に重要であることを示す。

シソーラス用語： *オオムギ ,  穀粒 ,  *穎果 ,  *転写因子 ,  植物表皮系 ,  栽培品種 ,  リポゲネシス ,  植物色素 ,  遺伝子 ,  遺伝子クローニング ,  作物育種 ,  遺伝子地図 ,  表現型 ,  突然変異体
準シソーラス用語： *エチレン応答転写因子 ,  nud遺伝子

分類 (2件)： 麦  (FC03033M) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (7件)： 殻 ,  オオムギ粒 ,  脂質 ,  生合成経路 ,  ファミリー ,  転写因子 ,  遺伝子