成熟したアラビドプシスのトリコーム類の転写プロファイリングはNOECKがMIXTA-様転写レギュレーターMYB106をコードしていることを示す

JAKOBY Marc J.; FALKENHAN Doris; MADER Michael T.; BRININSTOOL Ginger; WISCHNITZKI Elisabeth; PLATZ Nicole; HUDSON Andrew; HUELSKAMP Martin; LARKIN John; SCHNITTGER Arp; SCHNITTGER Arp

文献

J-GLOBAL ID：200902274685565050 整理番号：08A1193705

成熟したアラビドプシスのトリコーム類の転写プロファイリングはNOECKがMIXTA-様転写レギュレーターMYB106をコードしていることを示す

Transcriptional Profiling of Mature Arabidopsis Trichomes Reveals That NOECK Encodes the MIXTA-Like Transcriptional Regulator MYB106

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資料名：
巻： 148 号： 3 ページ： 1583-1602 発行年： 2008年11月
JST資料番号： C0606A ISSN： 0032-0889 CODEN： PLPHA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

多細胞生物の器官は異なる発育段階の多くの異なる細胞型から成っており,Arabidopsis thalianaの葉のトリコームは細胞発育研究のモデルとして広く利用されている。このモデル細胞型を用いて,アラビドプシスの全ゲノム的遺伝子発現解析を行い,トリコームのない葉と比べて成熟したトリコームにおいてアップレギュレートされる3,231の遺伝子を同定し,トリコームの形態と生理に影響を受けた二つの変異体類を野生型のトリコームと比較した。その結果,トリコームに細胞壁関連転写物類が特に多く存在し,その発現地図から,アントシアニン/フラボノイド/グルコシノレート経路の高い活性が二次代謝産物類の生合成と防御におけるトリコームの役割を示していることがわかった。アラビドプシスのトリコーム類は,ワタの繊維と発現する遺伝子類が共通であり,ワタの遺伝子であるGhMYB25は植物繊維で異なった発現をするMYB転写因子遺伝子類の一つであった。転写物プロファイリングと遺伝子地図によるクローニングを組み合わせた解析の結果,アラビドプシスのNOECK遺伝子はMIXTA-様転写因子であり,GhMYB25の相同体であるAtMYB106をコードしているが,表皮細胞の成長を促進するキンギョソウのMIXTAとは対照的に,アラビドプシスにおいてはAtMYB106が細胞成長のレプレッサーとして機能していることがわかった。

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植物学一般 , 遺伝子発現 , 生物学的機能

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